インプラント治療のリスク・副作用

リスク・副作用について

インプラント手術の際に下顎神経に触れた、もしくは近かったなどで神経を損傷したり、圧迫することで、下歯槽神経の損傷を起こすことがあります(知覚異常や鈍麻)。インプラントによる神経の圧迫、損傷、切断がある場合は、インプラントを撤去します。経過を見る場合や、内服薬で治療を行なうことがあります。
上顎にインプラントを埋める際に、上顎洞を破ることがあります。手術したときに感染が生じると蓄膿症になることがあります。この場合、インプラントを除去することがあります。また、蓄膿症の治療には耳鼻咽喉科での治療が必要になることがあります。
インプラントによる治療は入れ歯の治療とは異なり、外科手術を行なう必要があります。手術によりいままでは何の問題もなかった神経や血管などにも手を加えることがあるため、リスクがあります。また、手術自体受けられない場合もあります。免疫力や抵抗力が低下しやすく、歯周病の発症リスクが高いとされる糖尿病の方、口腔内の衛生状態の悪い方、顎の骨が足りない方、喫煙される方は、事前に生活習慣の改善、治療が必要になることがあります。
インプラント手術直後は違和感があったり、痛み、腫れ、出血などが発症することがありますが、これらの症状の多くについては一時的なもので、多くの場合2~3日で治まります。
治療期間が長くかかる場合があります。顎の骨に穴をあけて人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を被せるため、インプラントが骨に接着するまでに3~6ヵ月程度の治癒期間を要します。また、インプラントを埋め込む骨を増やす手術を行なう場合、さらに期間を要することになります。
治療後は、定期検診、メンテナンスを継続する必要があります。人工物であるインプラントが虫歯になることはありませんが、日ごろから丁寧なメンテナンスが必要となります。また、口の中の衛生状態が悪いと、インプラント周囲炎という病気にかかる可能性があります。インプラントの機能をより長く維持するために、定期検診が必要となります。
入れ歯、ブリッジの治療とは異なり保険適用外となります。
お子さまは骨の成長途中にあるため、インプラントによる治療は受けられません。また、治療に痛み止め、抗生物質などを使用するため、妊娠中の方、妊娠の可能性のある方、授乳中の方は、インプラントによる治療はお控えください。
心臓の疾患、骨粗鬆症など、内科的にインプラントによる治療に適さないことがあります。また、普段服薬している血圧のお薬なども治療に影響することがありますので、治療相談時に申告してください。
歯がない箇所のリカバリー治療ですが、その欠損箇所のみの治療ではなく、全体の噛み合わせを考慮した治療を選択するとよいでしょう。
手術をともないますが、麻酔を行なうため、基本的に手術中に痛みを感じることはありません。

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