歯のホワイトニングについて
ホワイトニングとは、歯みがきや歯のクリーニングでは落ちない「加齢や飲食物による着色」を歯を削ることなく白くする方法で、その方本来の歯の色よりも白くすることが出来ます。
歯の表面にホワイトニング剤を塗布し、歯の黄ばみやくろずみ色素を分解して歯を白くしていきます。
天然の歯を白くしていくため、自然な色の仕上がりになり、笑顔の魅力度が格段にアップします。
歯医者でしか扱えない薬剤を使用します。
このような方におすすめ
- 加齢変化による歯の黄ばみが気になる
- 今よりももっと美しく白い歯になりたい
- 歯に負担をかけず健康的に白くしたい
- 自然な色の仕上がりにしたい
- 自分の笑顔にもっと自信を持ちたい
- 挙式を控えている
歯が黄ばんでいく原因
タバコ
タバコのヤニ(タール)が歯にこびりつき、歯の色が茶色くくすんでくる
コーヒー、紅茶、ウーロン茶
コーヒーや紅茶に含まれるタンニン、カテキンなどが黄ばみの原因となる
赤ワイン、チョコレート、グレープジュース
ワインやチョコレートに含まれるポリフェノールがステインとなる(赤ワインはタンニンも含んでいる)
カレー粉、醤油、ケチャップ、ソースなど
調味料に含まれる着色料で着色する
ホワイトニングにおける注意点
ホワイトニングの効果は人によってかなりの差があります。
皆様のイメージする真っ白な歯にするには相当数なホワイトニングを継続して行わなければ到達することができません。
ですので、ホワイトニングを行う前に必ずしっかりとしたコンサルを受けてからホワイトニングを受けることをおすすめします。
虫歯や歯周病の人

虫歯や歯周病があると、ホワイトニング薬剤が病気の部分に直接触れることで、痛みや炎症を引き起こす可能性が高いです。
そのため、まずは虫歯・歯周病の治療をしてからホワイトニングを進めましょう。
妊娠中や授乳中の人

妊娠中や授乳中の女性は、ホワイトニング薬剤の成分が胎児・乳児に影響を及ぼしたり、ホルモンバランスが乱れたりします。
そのため、基本的にホワイトニングはできません。
実は、胎児・乳児へどのような影響があるのか具体的なものはわかっていませんが、100%安全と言い切れないため、ホワイトニングは控えましょう。
ホワイトニングの効果がない人の3つの特徴
下の3つの条件のどれかに該当する場合、ホワイトニングの効果を期待できない可能性があります。
テトラサイクリンによって歯が変色した人
子どもの頃にテトラサイクリン系の抗生物質を服用して歯が変色してしまった方は、ホワイトニングによる効果が出にくいです。
幼少期にテトラサイクリンを服用することで、歯が成長し形成されている段階で着色・変色やエナメル質の形成不全を起こす可能性があります。
そのような状態でホワイトニングをしても、効果が出にくかったり効果が出るまで時間がかかったりすることが多いです。
歯の神経を失っている人
歯の神経を失っている(死んでいる)場合、歯の内部から黒く変色することがあります。
このタイプの変色は、ホワイトニングでは対応できません。
人工歯がある人
ホワイトニングの薬剤は、神経が生きている自然に生えた歯にのみ有効です。
そのため、詰め物・被せ物・インプラントなど人工で作られた歯はホワイトニングをしても白くなりません。
人工歯がある方は、クリーニングによって表面についた汚れを落とすか、新しい人工歯を作り直すことで歯を白くできるようにしましょう。
歯科医院とサロンで行うホワイトニングの違い
サロンやインスタグラムで見かけるような自宅で行うセルフホワイトニングは着色やくすみを落として自分の本来の白さに近づけることは可能ですが、それ以上に白くすることはできません。
なぜなら、歯科医院でないホワイトニングサロンや市販品で使用できるホワイトニング剤は、資格がなくても取り扱える材料を使用しているため、歯の表面部分にしか作用しないので着色やくすみを取る程度までの効果となってしまいます。(重曹、ポリリン酸、炭酸カルシウム、メタリン酸など→これらは市販で売られている歯磨き粉などに使用されています)
歯科医院では、医療機関でしか取り扱えない薬剤を用いて(過酸化水素、過酸化尿素など)歯の内側に薬剤浸透させ、漂白することで表面だけでなく内側まで白くします。
リスクの伴う処置なので、専門の知識・国家資格を持った歯科医師・歯科衛生士が安全に行います。
ですので、歯をそもそも白くしたい方は歯科医院での説明をしっかり聞いた上でホワイトニングするのをおすすめします。歯そのものをより明るく・白くするには歯科医院での処置でしか叶えられません。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、すべての行程が歯科医院で行われる方法です。
ご自分で薬剤を扱う必要がないため美容院感覚でホワイトニングしていただけます。
所要時間は1時間半程です。
ホワイトニング効果のあるジェルを歯に塗って、 光や熱で活性化させ、歯の黄ばみを分解していきます。
高濃度の薬剤を使用するので一回でも白さを実感していただけます。
当院では基本的に3回コースを推奨しています。
メリット
- 短時間で白くできる
- 自分で管理することなく手軽にできる
デメリット
- 使用するホワイトニング材の濃度が高い為、人によってはしみる
- 短時間で白くできるが後戻りが早い
ホームホワイトニング
自分専用のマウスピースを作成または既成のホワイトニングトレーを使って自宅で行うホワイトニングです。
オフィスホワイトニングよりも低濃度の薬剤を使用するので歯が白くなるスピードは遅めで、毎日1~2時間使用しないと白さを実感できない場合がありますが、繰り返していくと薬剤が浸透していくので、時間や回数を重ねた分だけオフィスホワイトニングよりも白さを期待できます。
また、マウスピースがあれば薬剤を買い足すだけで気軽にいつでも好きな時に再開することができます。
メリット
- 薬剤を時間をかけて深くまで浸透させることができ、白さが長持ちする
- マウスピースを作成すれば自宅で好きなときにホワイトニングができる
- 歯の奥まで時間をかけて白くしてくれるのより白くできる
デメリット
- 効果が実感できるまでに時間がかかる
- 自分でマウスピースに薬剤を入れて装着する必要がある
- マウスピースと薬剤の管理が必要
デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。
歯の白さに対する即効性と、持続効果が高いです。
オフィスホワイトニングで歯の表面を漂白した後、ホームホワイトニングで白さを持続、さらに歯の内部に浸透させより白くしていくのでホワイトニング効果を実感しやすいです。
メリット
- 短期間で効果を実感できる
- 白さが長持ちしやすい
- ムラのない自然な仕上がり
デメリット
- 費用が比較的高い
- 知覚過敏が出る場合がある
- 時間と手間がかかる
料金・お支払い方法
オフィスホワイトニング | 33,000円(税込) |
---|---|
ホームホワイトニング | 22,000円(税込) |
デュアルホワイトニング | 49,500円(税込) |
お支払い方法
当院では、保険治療の場合でも現金だけでなく、クレジットカード、QRコード(PayPay、楽天Pay、交通系)決済が可能です。
自費治療でローンによる分割払いをご希望の場合は、デンタルローンのご案内も行っております。