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2020.06.03

抜かなくてはならない歯を放置したら

抜かなくてはならない歯を放置したら「抜かなくてはならないけど放置している」そんな歯はありませんか??
これはイメージ図ですが、抜かなくてはならない歯をずっと放置すると、蜂窩織炎という顎の方まで炎症を引き起こすことがあります。

う蝕(むし歯)が進行すると、歯髄の炎症である歯髄炎をおこします。歯髄炎の後、歯髄壊疽をおこし、根尖孔を通じて感染が歯周組織へと広がった状態を根尖性歯周炎といいます。 根尖性歯周炎は、歯根の尖端部周囲に限局した炎症ですが、進行すると、歯槽骨炎やさらに広範な顎骨炎などに進展します。感染の広がりとともに症状も顕著となり、局所の発赤や腫脹、疼痛に加えて、発熱などの全身症状を伴うようになります。

重症例では、感染は顎の骨から周囲の口底や顎下部、頸部へと波及し、急性の化膿性炎症をおこします。これを蜂窩織炎といいます。さらに重症な場合、上顎では眼窩や脳へ波及したり、下顎では頸部を経て縦隔炎をおこしたり、まれに、最も重症である敗血症をおこして致命的となることもあります。 このような感染の重症化は糖尿病などのように免疫力が低下している状況でおこりやすくなります。

今現在コロナウイルスのため、自粛期間などもあったため、歯科治療中断している方もいるかもしれませんが、歯科は医療ですので不要不急ということは考えにくいです。

4月中は歯科医歯会もコロナウイルスの全容がわかっていなかったため、定期検診などは控えるように
注意喚起していましたが、今現在は感染に気をつけつつ歯科受診は行うべきだということになっています。

今回の記事でお伝えしたかったことは、口腔内のケアをしっかり行うことをしていれば抜歯が突如必要になったりはしません。

自分の状態は数ヶ月もすれば変わるので、定期的な歯科受診は欠かさないようにしましょう。

砂町北歯科 院長

歯科医師 下田隆司
歯科医師 下田隆司

鹿児島大学歯学部卒業後、東京都江東区にて砂町北歯科を開院。
予防歯科を軸に、重度歯周病治療、歯周形成外科、インプラント治療、審美セラミック治療まで幅広く対応している。
5-D Japanなどのスタディグループで研鑽を積み、機能性と審美性の両立を重視した包括的な歯科医療を実践。
江東区学校歯科医会の情報理事として地域医療にも携わり、現在は小児期からの口腔機能発達・咬合誘導を重視した予防管理に力を入れている。