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2020.08.09

精密な根の治療①

むし歯や重度の歯周病、歯に入ったひびなどによって口の中の細菌が、
すき間から歯の神経にまで入りこみ、神経が細菌に感染してしまいます。
一度感染した神経は痛みを伴い死んでしまいます。中には痛みを伴わずに死んでしまう場合もあります。

そうすると神経が腐っていき、腐った神経の中で細菌がさらに繁殖し化膿します。死んだ神経は良質な有機物であり、バイ菌が繁殖してしまうのです。
ひどくなると今度は歯の根の先端から膿が出て化膿してゆき、
顎の骨を溶かしていくということになります。
さらに進行すると、歯を支える顎の骨が大きく溶けて歯を支えられなくなり、
隣の歯にも感染が広がっていきます。
抵抗力が弱いと痛みを伴って腫れる場合もあります。

または、一度根の治療をしたはずの歯が、数カ月後~数年後に根の中で再度細菌感染により繁殖してしまい、痛みが出たり腫れたりするというパターンもあります。

根の治療そのものは、

  1. ①歯の上から穴を開けます。
     
  2. ②続いて神経部分まで到達したら、リーマーやファイルと呼ばれる、
    針の先に刃物が付いた物にて根の内側の壁をカンナをかける要領で、
    汚染されている部分の除去を行ってゆきます。
  3.  
  4. ③そこに細菌を溶かす薬を用いたりして除菌を行います。
  5. ④根の内側がきれいになったら、さらに消毒薬を根の中に詰め、
    無菌状態に近くなるまで消毒を繰り返します。
     
  6. ⑤無菌状態に近くなったら、根の中の空洞部分にガッタパーチャという
    体に害のないゴム状の物で空洞を埋めます。

 

②に続きます。

砂町北歯科 院長

歯科医師 下田隆司
歯科医師 下田隆司

鹿児島大学歯学部卒業後、東京都江東区にて砂町北歯科を開院。
予防歯科を軸に、重度歯周病治療、歯周形成外科、インプラント治療、審美セラミック治療まで幅広く対応している。
5-D Japanなどのスタディグループで研鑽を積み、機能性と審美性の両立を重視した包括的な歯科医療を実践。
江東区学校歯科医会の情報理事として地域医療にも携わり、現在は小児期からの口腔機能発達・咬合誘導を重視した予防管理に力を入れている。