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2025.02.06

花粉症に悩まされていませんか?

皆様こんにちは!砂町北歯科院長の下田です!

今回のテーマは歯科とは関係ない、花粉症とそれにまつわる免疫を整え強化する腸のプロバイオティクスについてのお話です。

花粉症は、スギやヒノキなどの花粉が原因で引き起こされるアレルギー性疾患で、多くの人々が毎年その症状に悩まされています。近年、プロバイオティクス(善玉菌)を摂取することで、花粉症の症状が緩和される可能性が注目されています。

私には医師の友人も多いのではっきりと言われたことがありますが、抗ヒスタミン薬(花粉症の薬)の長期服用は認知症のリスクを上げるとされています。今は第2世代の抗ヒスタミン薬でそのリスクは減ったとされていますが、本来の人間に備わっている免疫力を整えるに越したことはありません。

私自身、昨年までひどい花粉症に悩まされていましたが生活習慣を見直し、プロバイオティクスとパラプロバイオティクスの習慣により2025年の今現在一切薬を服薬せずに花粉症の症状が出ておりませんので、ご紹介させていただこうかと思います。

プロバイオティクスと免疫調整

腸内環境の改善は、免疫バランスの調整に寄与します。特に、プロバイオティクスの摂取により、免疫反応のバランスが整い、アレルギー症状の軽減が期待されています。

花粉症に対するプロバイオティクスの効果

具体的な研究では、以下の効果が報告されています:

  • IgE抗体の産生抑制
    乳酸菌 シロタ株の摂取により、IgE抗体の産生が抑制され、アレルギー症状が軽減されることが動物実験で示されています。
    症状の緩和
    特定のプロバイオティクス菌株を摂取することで、花粉症患者の症状が改善されたとの報告があります。

  • プロバイオティクスとは?
  • プロバイオクスとは、適切な量を摂取することで宿主の健康に有益な効果をもたらす生きた微生物を指します。代表的なもの乳酸菌やビフィズス菌**などがあり、腸内で有害な菌の増殖を抑えたり、栄養の吸収を助けたりします。
  • プロバイオティクスの全身への影響
  • 免疫力の向上
  • 腸は体の免疫機能の約70%を担っています。プロバイオティクスが腸を整えることで、免疫細胞が活性化され、風邪や感染症にかかりにくくなります。
  • メンタルヘルス影響(腸-脳相関)
  • 腸は「第二の脳」と呼ばれるほどと密接に関わっています。腸内の善玉菌が増えると、セロトニン(幸せホルモン)の分泌が促され、ストレスや不安が軽減されることが分かっています。
  • 美容・肌の健康 
  • 腸内環境が悪化すると、肌荒れやニキビがですくなります。プロバイオティクスは炎症を抑えたり、栄養の改善することで、肌の調子を整える働きがあります。
  • 生活習慣病の予防
  • プロバイオティクスは血糖値の調整やコレステロールのにも関与し、糖尿病や高血圧などの生活習慣病のリスクを下げる効果が期待されています。
  • 消化・腸の健康
  • 便秘や下む人にもプロバイオティクスは有効です。腸内が整うことで、スムーズな消化と排便が促され、腸の不善されます。

**死菌(パラプロバイオティクス)の効果

従来、プロバイオティクスは生きた菌であることが重要とされてきました近年の研究により、死菌にも以下のような効果があることが示されています。

免疫調整作用

殺菌された乳酸菌(L-92用いた試験では、腸管からの取り込みが確認、免疫系への影響が示唆されています。 

ストレス軽減効果

殺菌乳酸菌P2305株)の摂取により、自律神経活バランスが改善され、ストレス軽減効果告されています。 

整腸作用

納豆菌の死菌がの乳酸菌やビフィズス菌を増加させ、短鎖脂肪酸の産生を促進することで、腸内環境の改善に寄与するこ認されています。 

これらの研究から、死菌も生菌と同様に、あるいは状況によってはそれ以効果を持つ可能性が示唆されています。特に、死菌は熱や酸に強く、保存や加工が容易でめ、食品やサプリメントへの応用が進んでいます。

効果的なプロバイオティクスとパラプロバイオティクスの摂取方法

発酵食取り入れる
  • ・ヨーグルト
  • ・納豆
  • ・味噌
  • ・漬物(ぬか漬けなど)
    ※昔の日本人の食生活は理にかなっています
  • サプリメントの活用
  • 食事だけでは十分な菌を摂れない場合、乳酸菌やビフィズス菌のサプリメントも有効です。特に、「生きたまま腸に届く」タイプや、パラプロバイオティクスを含むものを効果が高いです。

プレバイオティクスを一緒に摂る

プロバイオティクスやパラプロバイオティクスのエサとなる食物繊維やオリゴ糖を一緒に摂ると、菌が腸内で増えやすくなります。

まとめ

プロバイオティクスは腸内環境を整えるだけでなく、免疫力の向上、メンタルヘルスの改善、美肌、生活習慣病の予防、消化のサポートなど、全身の健康に大きく関わっています。さらに、パラプロバイオティクス(死菌)も同様の効果を持ち、保存や加工の面で利便性が高いことから、日常生活に取り入れやすい存在です。

当院でも体質改善についてご相談可能です。花粉症だけではなく生活習慣病の予防にもお手伝いできることがありますので検診ついでにご相談ください。

院長

下田隆司
下田隆司

砂町銀座の通りにある歯科医院のブログです。
砂町北歯科院長として日々多くの患者さまのニーズやお悩みにお応えしています。
セカンドオピニオンにも対応しています。お口のお悩みなら砂町北歯科へお気軽にご相談ください。