矯正治療に関して
動的治療(歯を動かす治療)が終了した後、きれいになった歯並びを安定・維持させるためにリテーナー(保定装置)を装着します。この期間中にリテーナーの装着を怠ったために後戻りをしてしまうケースがもっとも多いです。
そのため、しっかりとリテーナーを装着することで後戻りのリスクを大きく軽減できます。
当院では、リテーナーはマウスピース、または、裏側に付ける装置をお選びいただけます。
マウスピース矯正で治療を終えた場合、マウスピースを付ける習慣が付いておりますので、違和感なく後戻り防止に取り組めると思います。また、ホワイトニングもできますので白く輝く歯になります。
- 態癖の改善 -
歯並びを悪くする口腔習慣・生活習慣を「態癖(たいへき)」と言います。
- 後戻りをさせる態癖
- 例)頬杖・横向き寝・うつぶせ寝・唇の巻き込み・舌の癖など
「口呼吸」「唇の巻き込み・舌の癖」「頬杖・横向き寝・うつぶせ寝」などの態癖が無意識に行われることで、継続的に力が掛かり、せっかくきれいに並んだ歯がまた動いてしまうのです。
態癖の力は矯正装置の力の数倍と言われており、歯は簡単に動いてしまいますので、当院では治療期間中に積極的に改善提案をさせて頂いています。
- 例1)頬杖や横向き寝による歯並びの悪化
- 片方、または、両方の頬から圧力が掛かると前歯は前に出ようとして、出っ歯になってしまいます。
- 例2)唇の巻きに込みよる歯並びの悪化
- 上の前歯と下の前歯の間に下唇を挟む込んでしまうために、下唇の圧力によって、上の歯は前に押されて出っ歯になり、下の歯は奥に押し込まれてデコボコになってしまいます。
- 例3)舌の癖による歯並びの悪化
- 舌で前歯を押すことにより、上の歯は前に押されて出っ歯になってしまいます。
2020年06月21日 17:32