ネット予約システムの導入
この度、患者様の利便性向上並びに院内の混雑調整のためにネット予約システムを導入しました。
初診相談の方
並びに
既存の患者様の定期検診
の方はご予約可能です。
痛みが強くて当日中の受診希望の方はお電話においてのみ
ご予約を承っております。
ご相談くさいませ。
西大島駅と南砂駅の中間地点にある東京都江東区北砂の砂町北歯科では、むし歯治療、歯周病治療などの一般歯科はもちろん、予防歯科、矯正歯科、小児歯科、義歯など、総合的な歯科診療を行っています。
歯の最表層にあるエナメル質は削っても痛みを感じることはありません。象牙質はその内層にあり、また根部ではエナメル質がなく全層が象牙質でできています。象牙質は器具でこすったり、冷たいものや熱いもの等に触れると、その刺激は内部の神経に伝達されて、歯は痛みを感じます。つまり象牙質は痛みを感じる部分です。
通常、象牙質はエナメル質に覆われているので、こうした痛みを感じることはありませんが、極端に冷たいものなどではエナメル質の上からでも温度が内部の象牙質に伝わって、歯が痛みを感じることもあります。しかし、様々な理由で象牙質が露出すると、刺激が神経に伝達されやすくなり、知覚過敏が生じるようになります。
象牙質が内部の神経にまで刺激を伝えるのは、象牙質の中にある無数の小さな管状の構造物があることによります。この小さな空隙は加齢などにより、少しずつ塞がってくることもあります。このような場合には知覚過敏は起きません。したがって象牙質が露出している時には必ず知覚過敏が起きるということではありません。
歯肉の位置は加齢とともに少しずつ下がってきます。それに伴って歯の根っこが露出し、象牙質がむき出しの状態になります(図1,2)。このような象牙質表面では、歯ブラシが触れたり、温度変化などの刺激で痛みを感じることがあります。持続時間は長くても1分以内で、時間が経てば痛みは消失します。歯の表面に歯石がたくさん付いているような場合、それを取り除いた時にも同様の状態となり、歯石をとっている時にも器具が象牙質表面に触れたり、水をかけて処置をするので、知覚過敏と同様の痛みを感じることがあります。
打撲などにより歯が破折して、象牙質が露出すると、知覚過敏症状が出ることがあります(図3,4)。破折時には、残っている歯に亀裂が入っていることもあります。亀裂の状態にもよりますが、歯の神経の部分にまで細菌が侵入して炎症を起こすこともあります。
歯は使っていれば、わずかずつですが擦り減っていきます。その結果、エナメル質がなくなって象牙質が露出することもあります(図5)。歯の擦り減り方は人によって様々です。大きく擦り減ってしまっても知覚過敏が見られないこともありますし、わずかな範囲の象牙質露出でも知覚過敏が起きることもあります。
エナメル質はpH5.5程度で溶け始めます。私達の日常で口にする食べ物や飲み物の多くは酸性です(図6)。こうした食べ物や飲み物を全てやめるということは不可能ですが、炭酸飲料を長時間かけて飲むような習慣や、酸っぱい飲み物や食べ物を頻繁にかつ長時間摂取するような習慣があると、私達の歯は簡単に溶けて、内部の象牙質が露出します(図7)。このような状態の歯を酸蝕歯といいます。当然象牙質も露出します。象牙質はエナメル質よりも弱い酸で溶けますから、さらに歯は溶かされていき、知覚過敏も起きやすくなります。
むし歯の治療をした後、その歯に知覚過敏が起きることも時としてあります。歯を削るという処置そのもので、歯の神経が痛みを感じやすくなってしまうことや、治療法によって、かみ合わせた時に痛みを感じるようになるということもあります。しばらく経過を見て知覚過敏がなくなる場合もありますが、再治療を行うことや、神経を取り除く治療が必要になることもあります。
ホワイトニング(歯の漂白)治療によって、一時的に軽度の知覚過敏が起きることがあります。ホワイトニングで使う薬剤による影響であると考えられますが、詳細なメカニズムは不明です。家庭で行うホームホワイトニングの場合、1-2日間ホワイトニングを中断すれば症状は消え、再びホワイトニングを続けることが可能です。またホワイトニング治療が終了すれば、知覚過敏もなくなるのが通例です。
残念ながら知覚過敏は即効性のある治療法はありません。
究極神経を抜くなどすれば痛みは取れますが、それは最終手段であり、やることはほとんどありません。
噛み合わせが原因の場合もあり、マウスピースなどを用いて知覚花瓶の悪化を防ぐ方法もあります。。。
しかしながら即効性があるとは言い難いです。
緊急事態宣言も明け、明日より6月が始まります。引き続き全国でコロナウイルスの第二波への警戒がされていますが、お口の中の健康維持管理は肺炎予防などの全身の健康のためには歯科医院の受診は非常に重要であると歯科医師会からも公式で発表されています。
インフルエンザ予防と歯周病菌(こちらをクリック)
当院においても引き続きコロナウイルスへの感染対策は継続しつつ、安全に診療を行なっていく予定です。
歯周病進行の予防、管理のためには歯科医院の定期的な管理は欠かせません。
虫歯や歯周病は生活習慣病の一種であり、
定期的な歯科医院の受診や歯磨きを意識的に改善していくだけで
重症化を防げたり、そもそも虫歯・歯周病になるのを防ぐことが可能なのです。
歯周病は人にうつることがあります(詳しくはこちら)
歯周病は全身への影響も重大です。
今後記事にまたまとめますが、列挙すると
1.心疾患
2.脳梗塞
3.糖尿病
4.低体重児早産
5.誤嚥性肺炎
6.骨粗鬆症
7.関節炎・腎炎
8. メタボリックシンドローム
などがあります。
スマートフォンからのアクセスはこちら